Search
Main Menu

 アート・ドキュメンテーション学会が、下記のように研究フォーラムを開催します。本会後援事業としましたので、お知らせいたします。よろしくご参加くださるようお願いいたします。

行事名:アート・ドキュメンテーション学会創立20周年記念
      第4回アート・ドキュメンテーション研究フォーラム

テーマ:日本のアート・ドキュメンテーション−20年の達成
     MLA連携の現状,課題,そして将来
     M(useum) , L(ibrary), A(rchives)

日時:2009.12.4(金)-12.5(土)

会場:東京国立博物館平成館大・小講堂

詳細は次の頁を参照ください。参加申し込みもその頁からとなります。

http://www.jads.org/news/2009/20/20091204.html

投稿者: jsas 投稿日時: 2009-11-16 2:13:31 (3217 ヒット) コメントする

<後援事業 1>

 情報保存研究会(JHK)・(社)日本図書館協会が下記のように第3回資料保存シンポジウムを開催します。本会後援事業としましたので、お知らせいたします。よろしくご参加くださるようお願いいたします。

日時:2009年10月16日(金) 10:00〜17:30 

場所:江戸東京博物館1階ホール

テーマ:「資料保存を実践する―事例から学ぶ現場の知恵―」

詳しくは下記のアドレスにてご覧くださいますようお願いいたします。

http://www.e-jhk.com/html/symposium.html



<後援事業 2>

 学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻が下記のように講演会を開催します。本会後援事業としましたので、お知らせいたします。よろしくご参加くださるようお願いいたします。

日時:2009年10月24日(土) 午後3時〜5時

会場:学習院大学 南3号館201教室

講演者:エリック・ケテラール教授(アムステルダム大学名誉教授)

題目:「記録のパフォーマティヴ・パワー」(通訳付き)

詳しくは下記のアドレスにてご覧くださいますようお願いいたします。

http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/arch/05news.html#p24



<後援事業 3>

 (社)情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会が、下記のようにシンポジウムを開催します。本会後援事業としましたので、お知らせいたします。よろしくご参加くださるようお願いいたします。

日程:2009年12月18日(金)・19日(土)

会場:立命館大学 びわこ・くさつキャンパス「エポック立命21」

テーマ等:人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2009)

「デジタル・ヒューマニティーズの可能性」

詳しくは下記のアドレスにてご覧くださいますようお願いいたします。

http://www.jinmoncom.jp/sympo2009/


投稿者: jsas 投稿日時: 2009-10-5 19:48:54 (2732 ヒット) コメントする

 本年度の第一回目の研究集会が次のように開催されることになりました。
 おさそいあわせの上、ご参加くださるようお願いいたします。


日時:2009年10月3日(土) 13:30〜17:00

会場:学習院大学北1号館201教室
  (JR山手線目白駅下車)
  キャンパスマップ:http://www.gakushuin.ac.jp/mejiro.html
  アクセスマップ:http://www.gakushuin.ac.jp/map.html

テーマ:「公文書管理法と専門職問題」

開催趣旨:

 国の公文書管理に関する画期的な法律が成立し、日本の記録管理とアーカイブズの世界は新しい時代を迎えました。今後は政令等の整備や施設・人材の拡充を通じて制度の具体的実現を図るとともに、地方公共団体においても、公文書管理法の趣旨にのっとって記録管理とアーカイブズ制度の充実を図っていくことが求められます。

 日本アーカイブズ学会は、このような状況に鑑み、アーカイブズ制度充実のための具体的課題をひとつひとつ丁寧にとりあげ、学術的な立場から現状の検証と今後の方向性について議論を行っていきたいと考えています。具体的課題には、たとえばレコード・スケジュールの策定、電子記録管理、中間書庫システムの構築、専門的人材の養成など、実に多くのものが含まれます。

 2009年度第1回研究集会では、そのうち専門的人材の養成の問題をとりあげたいと思います。この問題は、アーカイブズ学会設立当初からの基本課題でもありますが、国会の附帯決議でも「専門職員の育成を計画的に実施するとともに、専門職員の資格制度の確立について検討を行うこと。また、諸外国における公文書管理体制の在り方を踏まえ、必要な人員、施設及び予算を適正に確保すること。」(参議院)とされており、重要課題のひとつと位置づけられています。

 研究集会では、3人の報告者の方に、それぞれの視点から問題提起と提言をしていただき、「今後の展望をどう切り開くか」というところに重点を置いて、議論をしてみたいと考えています。

 3本の報告の内容は次のとおりです。

 第一に、内閣官房公文書管理検討室の岡本信一氏には、公文書管理法の制定をはじめ国の公文書管理制度の充実に向けて第一線で活躍しておられる立場から、また米国における専門職養成の現状を視察してこられたご知見も踏まえ、公文書管理新時代における専門的人材の育成に向けて、どのような方策をとる必要があるのか、積極的な提言をいただきます。

 第二に、広島県立文書館の安藤福平氏には、地方自治体の文書館で長年にわたりアーカイブズ業務に携わってきた実務者としての立場から、地方公共団体のアーカイブズにおける専門的人材の必要性や、公文書管理法をてこにした今後の専門職員養成への期待などについて、具体的経験をもとに話していただきたいと考えます。

 第三に、別府大学の針谷武志氏には、大学でアーカイブズ学教育に携わっている教育者・研究者としての立場から、日本のアーカイブズ学教育ないしアーキビスト養成の現状と問題点、さらには公文書管理法の時代を迎え、今後の専門的人材養成の新しい方向性について、具体的提言をいただきたいと思います。

 以上3本の報告を通じ、日本における記録管理やアーカイブズの専門職人材の養成のために、日本アーカイブズ学会として、今後どのような努力を払っていけばよいのか、幅広く意見交換し、何らかの展望を切り開くことができればよいと考えています。

個別報告:

 ・岡本信一(内閣官房公文書管理検討室)

  「公文書管理『新時代』における専門的人材の育成に向けて
   〜米国情報大学院(i School)が新しい時代を切り拓く〜」

 ・安藤福平(広島県立文書館)

  「アーカイブズ業務と専門職-広島県立文書館20年の体験から」

 ・針谷武志(別府大学文学部)

  「公文書管理法の成立と文書館専門職養成の役割」


こちらのチラシもご参照ください(PDF)。

投稿者: jsas 投稿日時: 2009-9-1 0:51:59 (4785 ヒット) コメントする

 日本アーカイブズ学会は、古田肇岐阜県知事に対し、「岐阜県歴史資料館の機能縮小等の再度見直しについて(要望書)」を提出しました。

 要望書では、岐阜県が岐阜県歴史資料館の機能を縮小し、職員を大幅に削減する予定であることに関して、次の2点を要望しています。

   (1) その機能縮小、職員削減を白紙に戻した上、岐阜県教育文化財団を指定管理者とする体制から県直営に戻し、アーカイブズ機能を十分に発揮できるようにすること

   (2) 上記を実現するために、歴史資料館との協議により適切な規模の職員数とし、その半数以上を専門職員とすること

  なお、要望書の全文は以下の通りです。


----------(ここから)----------

2009年2月28日

岐阜県知事
 古 田 肇 様
日本アーカイブズ学会
会長 高 埜 利 彦
 


岐阜県歴史資料館の機能縮小等の再度見直しについて(要望書)


 私たち日本アーカイブズ学会は、日本と世界の各地に遺されたアーカイブズ(記録史料)、また将来アーカイブズとなる組織の記録について生成、保存、活用のあり方を研究し、その有効な方策を社会の中で実践していくことを目的にしている学術研究団体です(別添リーフレット参照)。本会は、貴県が財政の悪化をうけ行財政の抜本的改革に取り組む中で、岐阜県歴史資料館の機能を縮小し、また職員を大幅に削減する予定であることを知るに至りましたが、それは何よりも県民の利益にならないと考え、次のように再度見直すことを要望いたします。


  第一は、その機能縮小、職員削減を白紙に戻した上、岐阜県教育文化財団を指定管理者とする体制から県直営に戻し、アーカイブズ機能を十分に発揮できるようにすることです。当該館は、英訳名がGifu Prefectural Archivesとされ、世界に通じる<アーカイブズ>の一つであり、実際にも、岐阜に生きた人々が遺した古文書等の歴史資料と、中長期的な価値をもつ公文書の両方を保存・活用する機能をもってきました。この二種の資料の総体、すなわち岐阜県のアーカイブズは、この地域に生きた人間の知恵と行動の証拠であり、また県政の努力を伝え、県民の権利を守り、社会と文化を活気づかせる情報資源です。今次の改革においては、むしろ様々なアーカイブズの発掘や重要な公文書の活用・公開を進めることを通して、インセンティブ、創造、信頼に溢れる岐阜県を築くことが真に県民の利益になるものと考えます。この意味で、岐阜県歴史資料館の充実を、県政運営の精神的かつ実質的な支柱の一つとするべきです。どうしても止むを得ず一定期間その縮小等を行う場合には、その期間が最短となるよう努力すべきであること、また県直営化の後には有意な活動を根拠づける設置条例が必要となることも申し添えます。


 第二は、上記を実現するために、歴史資料館との協議により適切な規模の職員数とし、その半数以上を専門職員とすることです。歴史資料や公文書の収集・保存・活用プログラムを構築し、それを的確に実践していくためには、大学・専門機関等における教育・研修を受け、高度な知識、技法、倫理をそなえた専門職員を欠かすことができません。その配置によって、県の公文書管理およびアーカイブズの構築・運営をはじめて有効に推進していくことができるのです。


 以上二点は、年金記録問題や薬害問題等を背景に、2008年2月、政府が初めて公文書管理と国立公文書館の拡充を政策課題に掲げ、去る11月の「時を貫く記録としての公文書管理の在り方」(有識者会議報告書)を基に制度改革・法律制定に動いていることとも軌を一にしており、必ずや岐阜県の未来を明るく拓いていく方策であると確信いたします。国立公文書館は求めに応じて助言を行うはずですし、本会も可能な限りの支援をいたす所存です。


----------(ここまで)----------

投稿者: jsas 投稿日時: 2009-3-22 23:05:49 (3948 ヒット) コメントする

日本アーカイブズ学会2009年度大会のご案内


日 時:2009年4月25日(土)13:30−16:30
           4月26日(日)10:00−17:30

会 場:学習院大学(JR目白駅下車5分)
    http://www.gakushuin.ac.jp/mejiro.html

参加費:会 員 1,000円(学生会員800円)
      非会員 1,500円(学生も)
*事前参加申し込みは不要です。


4月25日(土)13:30−16:30(受付開始13:00、会場:南3号館201)

 *総会 13:30−15:00

 *大会講演会 15:30−16:30
  菊池光興氏(国立公文書館、学習院大学客員教授)   
   「国民にひらかれた国立公文書館の構築 ―改革の軌跡と今後の展望―」

 *懇親会 17:00−19:00
 (会場:学習院大学輔仁会館 会費:3,000円予定)


4月26日(日)10:00−17:30(受付開始9:30、会場:北1号館201・401)

◎自由論題研究発表会
【会場:北1号館401教室】10:00−12:30
●小林秀彦
   「ISO TC46/SC11Archives/Records Managementにおける記録管理標準の進行、特徴及び課題―マネジメントシステムとの連携、メタデータ活用が課題−」
●當山日出夫
   「アーカイブズにおける文字と文字コード」
●宇野淳子・田中秀典
   「音声の文字資料化における方法論とその問題点」
●大蔵綾子
   「わが国の立法府におけるアーカイブズの現状と課題」

【会場:北1号館201教室】10:00−12:30
●青木祐一
   「近世都市における文書管理と文書認識」
●冨善一敏
   「日本近世文書主義社会の存立基盤について―近世天草の筆者(ふでしゃ)についての一考察―」
●山本 圭
   「現代民主主義理論とアーカイブズ―その接点をめぐる問い」
●池永禎子
   「ミュージアム・アーカイブズの確立を目指して―日本にあるべきミュージアム・アーカイブズ像の提案」

◎2009年度大会企画研究会 13:30−17:30
【会場:北1号館201教室】
 「Archives Japan 50 −アーカイブズ学からの照射」

 日本最初のアーカイブズ・山口県文書館開設から50年。その半世紀をアーカイブズ学の視点から検証する。

●太田富康(研究小委員、埼玉県立文書館)
   「文書館とアーカイブズの半世紀」
●山崎一郎(山口県文書館)
   「山口県文書館と50年」
●清水善仁(京都大学大学文書館) 
   「アーカイブズ編成・記述・検索論の50年(仮)」
●児玉優子(放送番組センター)
   「アーカイブズと動的映像アーカイブ 〜近くて遠い隣人?〜」
●全体討論 


・書籍販売等の出店を予定しています(両日とも)





投稿者: jsas 投稿日時: 2009-3-12 22:31:06 (5537 ヒット) コメントする

日本アーカイブズ学会
国文学研究資料館アーカイブズ研究系研究プロジェクト
共催研究集会のご案内

「研究記録のアーカイブズ ―研究過程の検証と新たな情報資源化のために―」


日時:2009年2月21日(土) 13:30〜17:00(開場13:00)

会場:人間文化研究機構国文学研究資料館2F 大会議室
    (東京都立川市緑町10-3)
  ※当日の施設への入館は北側通用口のみとなります。
  ※アクセスマップ:http://www.nijl.ac.jp/~koen/tizu.htm

主催:日本アーカイブズ学会
    国文学研究資料館アーカイブズ研究系研究プロジェクト
*事前申込は不要です。資料代500円が必要です。

発表者と発表テーマ(発表順、敬称略)
 佐藤博樹(東京大学社会科学研究所教授)
  「実証的社会科学研究とデータアーカイブの役割」

 高岩義信(筑波技術大学教授)
  「自然科学系分野の研究記録保存の課題(仮題)」

 高橋 実(国文学研究資料館アーカイブズ研究系主幹)
  「旧史料館レコーズの整理と公開について」


企画趣旨:
 近年、日本においてアーカイブズの言葉や概念が広がりを見せているが、その一端は学術研究の組織や記録にも及んでいる。学術研究にかかわるアーカイブズの役割としては、研究の最終的な成果としての論文や図書を収集・整理・保存という側面―こちらは主に図書館の役割と位置づけられる―よりも、研究の過程を示すものや、研究の素材となる社会調査等のデータ、また研究活動をサポートする学会等の活動などについて、関連する記録、文書等を収集・整理・保存することが挙げられる。
 こうした学術研究のアーカイブズの意義としては、研究の過程や成果に関する検証を可能にするためのアーカイブズ、という点がまず挙げられる。すなわち、近年では研究者同士の競争の激化とともに、論文等におけるデータの改ざんなど、研究上の不正行為が国内外で度々報じられ、問題化している。こうした中で日常業務や実験等の記録が存在していないこと自体が、研究上の不正を疑わせる要因として捉えられるようになってきた。また研究の過程に関する記録を保存しアクセスするアーカイブズのしくみは、当該研究の実態を他の研究者や大学、学会等によって検証するための前提として存在するのみならず、研究のための経費を提供する政府や民間機関等に対する説明責任を果たすための前提としても位置づけられるのである。
 また、研究の過程や素材としての記録、文書等を整理し蓄積するアーカイブズのしくみは、新たな研究成果を生み出すための情報資源を構築する、という意義も認められる。ここでは、科学史、学問史のためのアーカイブズの活用という点にとどまらず、調査票などの原資料を再活用し新たな社会分析の成果を生み出す、といった点も視野に入るものと考えられる。
 今回の研究集会は、こうした側面から社会科学・自然科学・人文科学のそれぞれの領域における研究記録のアーカイブズについて、実情を報告していただく。それを踏まえ、学術研究の現状と課題、それに対するアーカイブズの役割、研究記録に関するアーカイブズの担い手、さらには公文書や個人文書等を扱うのにとどまらないアーカイブズの世界の広がりについて、考察の機会を提供することを試みる。



投稿者: jsas 投稿日時: 2008-12-23 17:22:53 (4978 ヒット) コメントする

自由論題研究発表会報告者の追加募集について

 本会は、2009年度大会時に行われる自由論題研究発表会の報告者を下記のように追加募集することとしました。ふるって、ご応募くださいますようお願いいたします。

<日本アーカイブズ学会2009年度大会のご案内>

日時 2009年4月25日(土)13:00〜17:00
          4月26日(日)10:00〜17:00
会場 学習院大学(JR山手線目白駅下車)
予定 第1日目:講演および総会
    第2日目 :自由論題研究発表会および企画研究会

1)募集の概要
 本会の趣旨に沿う研究発表を追加募集します。発表時間は1件につき質疑応答を含め30分を予定しています。なお募集件数は、若干名です。

2)応募に必要となる情報
 氏名、連絡先(住所、電話番号、電子メールアドレス等)、論題、報告要旨(1200字程度のもの)

3)応募方法と期限
 上記2)の情報を、電子メールあるいは郵送によって、日本アーカイブズ学会事務局宛に送付してください。期限は2009年1月13日(火)必着とします。
 電子メールの場合の宛先:office@jsas.info
 郵送の場合の宛先: 〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1 学習院大学文学部高埜研究室気付

4)発表者の確定
 委員会において審査の上、1月末にお知らせいたします。

投稿者: jsas 投稿日時: 2008-12-23 17:16:16 (3421 ヒット) コメントする

本会が後援する行事についてのご案内です。

全日本博物館学会主催行事
第3回研究会 「あらためて考える 博物館の存在価値とコレクション」

日時 2008年12月14日(日)13:30〜17:30
場所 明治大学駿河台キャンパス研究棟4階 第1会議室

講師
田良島 哲 氏(東京国立博物館 登録室長)
事例1:独立行政法人化の中で
     所蔵コレクションの一元管理に取り組み始めた東京国立博物館

井上 卓朗 氏(郵政資料館(逓信総合博物館)資料専門員
事例2:国立から企業博物館へ
    民営化の中で資料の保存継承という公共性を貫く郵政資料館(仮題)

竹内 有理 氏(長崎歴史文化博物館 教育・研究グループリーダー)
事例3:県と市の所蔵資料が統合
    指定管理者制度の中で、その価値を守る長崎歴史文化博物館(仮題)

青木 睦 氏(国文学研究資料館 准教授)
事例4:次世代のアーカイブズをめざして
    MLAの視点から資料価値の発信に取組む国文学研究資料館(仮題)

申し込み先 全日本博物館学会事務局
 詳細は下記をご参照ください
http://www.museology.jp/kenkyukai081214.html

 *全日本博物館学会の担当幹事からの要望で、
   本学会委員も協力した企画です。

投稿者: jsas 投稿日時: 2008-12-1 15:39:49 (3770 ヒット) コメントする

 日本アーカイブズ学会は、中山恭子公文書管理担当大臣(当時)及び公文書管理の在り方等に関する有識者会議に対し、「公文書管理の在り方等に関する有識者会議『中間報告』に対する日本アーカイブズ学会意見書」を提出しました。

 これは、2008年9月4日に開催された日本アーカイブズ学会委員会の決定に基づいて提出されたものです。

 意見書では、「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」の最終報告の作成にあたり、以下の3点について十分に検討するよう求めています。

  (1) 公文書管理とアーカイブズに関する体系的な法制度の整備

  (2) 記録管理とアーカイブズ管理の国際的水準を満たす「ゴールド・モデル」の策定

  (3) 国民に開かれた持続性のある専門職養成制度および資格制度の樹立


 なお、意見書の全文は以下の通りです。


----------(ここから)----------

2008年9月4日

公文書管理担当大臣 中山 恭子 殿
公文書管理の在り方等に関する有識者会議 御中
日本アーカイブズ学会
会長 高 埜 利 彦(公印)

          
公文書管理の在り方等に関する有識者会議『中間報告』に対する
日本アーカイブズ学会意見書


 日本アーカイブズ学会は本年5月21日、公文書管理担当大臣に対し「アーカイブズ制度の拡充に向けて」と題する要望書を提出し、わが国における公文書管理を改善するためにはアーカイブズ学の研究を振興するとともにアーキビストを養成することが欠かせないという観点から、特に以下の4点について検討をお願いした。

  1.アーカイブズ法制の整備並びにアーカイブズ政策の構築について

  2.公文書館法の附則第2項の撤廃について

  3.アーキビスト養成と資格認定制度について

  4.アーカイブズ学研究の振興について

 このたび公文書管理の在り方等に関する有識者会議が公表した中間報告『時を貫く記録としての公文書管理の在り方 〜今、国家事業として取り組む〜』は、わが国の公文書管理の在り方を根本的に改善し、民主主義の基盤システムたるアーカイブズ制度の確立に道を開こうとするものであり、本会はその画期的な意義を高く評価する。一歩も後退することなく、その実現に向けて関係各位の一層の努力をお願いするものである。

 本会は、去る8月15日にパブリックコメントを電子メールにより提出したところであるが、上記5月21日付要望書の趣旨に鑑み、会としての考え方を更に詳しく述べる必要を感じ、ここに意見書を提出する。すなわち最終報告の作成にあたっては、以下の諸点について十分な検討をお願いするものである。

  (1) 公文書管理とアーカイブズに関する体系的な法制度の整備

  (2) 記録管理とアーカイブズ管理の国際的水準を満たす「ゴールド・モデル」の策定

  (3) 国民に開かれた持続性のある専門職養成制度および資格制度の樹立

 以下では、この考え方について説明する。



(1) 公文書管理とアーカイブズに関する体系的な法制度の整備

 公文書(記録)の作成・管理から最終的な保存ないし廃棄、およびその活用までの一貫した管理システムとなる「ゴールド・モデル」を実現するためには、「公文書管理法(仮称)」のような記録基本法の制定が不可欠である。先ずもって、この法律の制定を確実なものとしてもらいたい。

 またこのような法律の制定にあたっては、公文書管理システムの一貫性を維持するために、既存のアーカイブズ法制(公文書館法や国立公文書館法)や情報関連法制(情報公開法や個人情報保護法)との調整を行い、同時に改正することが必要である。

 なお、最終報告書においては、地方公共団体の公文書管理、民間部門における記録管理および公文書館等における民間文書の適切な保存・活用についても、それが推進されるように方向性を示してもらいたい。



(2) 記録管理とアーカイブズ管理の国際的水準を満たす「ゴールド・モデル」の策定

 「ゴールド・モデル」の策定にあたっては、各府省の文書管理の現状について詳細な把握と分析が不可欠である。記録管理学やアーカイブズ学の専門家を交えた総合的調査を緊急に実施することが必要である。

 十全なる公文書管理は、国内における事案への対応にとどまらず、国際的な全ての交渉においてその基盤を作り、主張や説明を強化するものでもある。このような点で、「ゴールド・モデル」は、国際的な記録管理とアーカイブズ管理の水準を満たしていなければならない。アーカイブズ学と記録管理学は、これに関わる基準やスタンダードについて長年にわたって検討を行ってきた。ぜひともこれらの蓄積を踏まえていただきたい。特に「レコード・スケジュール」と「中間書庫(レコード・センター)」を中核にした統一的記録管理システムや、記録を作成の前段階から管理する電子記録管理については、世界各国に先行研究例や実例があるので、積極的に検討して採り入れるべきである。

 「ゴールド・モデル」の策定にあたって最も肝要なことは、このような公文書管理制度の改善が、現場の職員にとって極めて有益であることではないだろうか。これまでとの変化を小さく見せるよりも、むしろこの点を前面に出し、「国家事業」として進められることを期待する。



(3) 国民に開かれた持続性のある専門職養成制度および資格制度の樹立

 報告書にある通り、公文書管理のあり方を改善するためには、アーキビストやレコードマネージャー等の専門職が果たす役割が非常に大きく、現場に配置することが欠かせない。最終報告書では、国の機関のみならず地方公共団体にもアーキビスト等の配置を義務づける、という方向性を明示されたい。

 ところが、実際にはアーキビストやレコードマネージャー等の専門職の教育・研修も、諸外国に比べて著しく遅れており、それを推進する制度の樹立が欠かせないものとなっている。このような広い意味での専門職の養成は、その専門職が国や地方公共団体だけでなく企業・団体等への配置も必要であることや、学術研究を通して科学的な信頼性を高める必要があることから、広く記録管理学やアーカイブズ学の学術研究を基盤としなければならないであろう。

 この意味で、学術研究機能と国民に開かれた教育システムを併せ持つ大学院のような高等教育機関がじっくりとこの養成に取り組むことが求められる。また公文書管理担当機関(国立公文書館を含む)が研究と研修実施の機能を持つことはたいへん望ましいが、それは公文書管理と現場職員に対する研修が中心になるため、それだけでは十分ではない。公文書管理担当機関による研修と大学院等高等教育機関における専門職教育は、同時並行的に整備されなければならない。

 また、一定の水準をもつアーキビストやレコードマネージャーを安定的に養成していくためには、教育と研修の全体を通した体系的な資格制度を樹立し、それによる職務権限や昇進制度等を整備していかなければならない。これについての研究会を早期に立ち上げ、アーキビストやレコードマネージャーの養成を促進する方策を講じることが必要である。



 以上、本会の考え方を述べたが、いずれについても、求めに応じさらに具体的な提案をしたり、人的資源を提供したりすることができることを付記する。

 これらを検討の上、公文書管理制度の改善、すなわち21世紀の日本を支え、構築する「国家事業」を広く深く推進することを強く願うものである。


----------(ここまで)----------

投稿者: jsas 投稿日時: 2008-11-18 17:16:35 (3486 ヒット) コメントする

日本アーカイブズ学会2009年度大会のご案内

< 日時・場所(いずれも予定) >
 日時 2009年4月25日(土)13:00〜17:00
           4月26日(日)10:00〜17:00
 会場 学習院大学(JR山手線目白駅下車)
 内容 第1日目:記念講演および総会
     第2日目:自由論題研究発表会および企画研究会

< 募 集 >
 第2日目に予定している自由論題研究発表会において、研究発表する会員を募集します。下記の要領にしたがい、ふるってご応募ください。

1)募集の概要
 本会の趣旨に沿う研究発表を募集します。発表時間は1件につき30分をとります。
 ただし、報告時間は20分とし、質疑応答を行うこととします。なお募集件数は、8件を予定しています。

2)応募に必要となる情報
 氏名、連絡先(住所、電話番号、電子メールアドレス等)、論題、報告要旨(1200字程度のもの)

3)応募方法と期限
 上記2)の情報を、電子メールあるいは郵送によって、日本アーカイブズ学会事務局宛に送付してください。期限は2008年12月12日(必着)とします。
 電子メールの場合の宛先:office@jsas.info
 郵送の場合の宛先: 〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1
                学習院大学文学部高埜研究室気付

4)発表者の確定
 委員会において審査の上、1月末にお知らせいたします。

投稿者: jsas 投稿日時: 2008-11-18 11:54:07 (2890 ヒット) コメントする

« 1 ... 27 28 29 (30) 31 32 »
Copyright © 2003-2018 The Japan Society for Archival Science. All rights reserved.