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日本アーカイブズ学会

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年: 2009年

研究集会「帝国の拡大とアーカイブズ」を開催します

Posted on2009年11月16日2020年12月3日

本年度の第2回目の研究集会を次のように開催することになりました。
おさそいあわせの上、ご参加くださいますようお願いいたします。

【テーマ】 帝国の拡大とアーカイブズ

【共催】 日本アーカイブズ学会/科学研究費補助金基盤研究(A)
「旧日本植民地・占領地関係資料ならびに原爆関係資料のアーカイブズ学的研究」

【日時】 2009年12月20日(日)
午前の部 10:00~12:00
午後の部 13:15~17:00
受付開始9時半/入場無料、直接会場にお越しください。

【会場】
立教大学太刀川記念館(池袋駅下車徒歩10分)
http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html

【開催趣旨】
アーカイブズは国民の権利を保証するものであり、共有財産でもある。しかし、その反面、国家権力にとっては国民を統治し管理する手段でもある。私たちはアーカイブズが諸刃の剣であることを常に自覚しなければならない。そして、その影の部分を明らかにすることで、私たちがアーカイブズを本当に自己のものにすることができるのではないだろうか。本シンポジウムは、このような意図から企画された。

明治維新以降、近代化を進める日本は中央集権国家を目指した。そして、その国家構造を実態として支えたのが官僚制である。さらに、その官僚制は文書主義に基づくシステム化された意志決定過程を特徴としていた。すなわち、近代日本とアーカイブズ制度は密接不可分な関係にあったといえよう。そして、明治以降、日本が支配領域を拡大し、帝国化していくにつれて日本型アーカイブズ制度も拡大していった。

本シンポジウムは、日本国内にとどまらず帝国の支配領域にあった東アジア地域に与えた影響をも考察することで近代の日本と東アジアにおけるアーカイブズ制度が持つ歴史的意味を考察していく。

以上のような視角によって、シンポジウムは次のような内容で構成される。まず、明治維新によって本格的な国家統治体制に組み込まれた北海道を取り上げ、中央における統治体制がどのように適用されていったのかを開拓使文書から考察する。つぎに、島国日本において島嶼行政は独特の発展を遂げた。明治国家草創期の領土問題を象徴する小笠原や千島、琉球といった島嶼の統治の本質を島庁文書から考察する。さらに、日本が帝国化するきっかけとなった台湾統治について、日本型統治システムの移出を台湾総督府文書から考察する。そして最後に、帝国の完成を象徴する朝鮮統治について、統治システムの拡大による複合的統治構造の確立を朝鮮総督府文書から考察する。

【プログラム】
午前の部

加藤聖文(国文学研究資料館)
「問題提起:帝国の支配構造とアーカイブズ制度─連関性と補完性の視座─」

鈴江英一(元国文学研究資料館)
「辺境に蓄積するアーカイブズ─内国植民地北海道の文書における国家と地方─」

高江洲昌哉(神奈川大学)
「対馬島庁設置の史料学的接近」

午後の部

東山京子(学習院大学大学院)
「台湾総督府文書のアーカイブズ学的研究─皇太子訪台関係文書を中心に─」

チェ・ウォンギュ(崔元圭)(釜山大学校)
「朝鮮総督府が作成した土地関係帳簿の類型と性格」

キム・ギョンナム(金慶南)(学習院大学)
「旧帝国と旧植民地記録の再認識」

こちらのチラシもご参照ください(PDF)。

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